「副業を始める上で、まずおさえるべきポイントはありますでしょうか?」
「副業で失敗するのが怖いです。どうすればいいですか?」
というあなた向けに本記事を書いています。
こんにちは、地元長野県に移住してほそぼそと副業をしながら生活しているかまくらです。
働き方改革の一環で労働時間が減り、“自分の時間”が増えた社会人が多いのではないでしょうか?
そして・・・
「自分の時間が増えたのはいいけど、残業時間が削減されて、年収が落ちた」
という方々も多いかと思います。
そこで現在、自分の時間で副業を始めている(始めようとしている)方も多いのではないでしょうか?
そんな副業を始めている(始めようとしている)方々向けに、本記事ではサラリーマン副業でやってはいけない2つのこと」を紹介します。
副業関連のネット情報や書籍では“副業で成功する方法”がよく語られていますが、それと同じくらい“副業で失敗しない方法”(やってはいけないこと)も重要です。
絵本作家としてもビジネスマンとしても成功しているキングコング西野亮廣さんも、成功確率を上げることよりも失敗確率を下げることの重要性を語っています。
【死ぬ確率を減らす】
https://note.com/daigirin98/n/n5be0a822fc32
【キングコング西野が映画初挑戦「失敗する確率を下げる」】
https://www.lmaga.jp/news/2020/12/193165/2/
それでは、「サラリーマン副業でやってはいけない2つのこと」を見ていきましょう!
記事の信頼性
・2021年11月現在、副業としての株式投資の個別セミナーを2年4カ月間運営しています。
・副業で本業の2.7倍の収益を得ています。
・真面目に働き過ぎて“うつ状態”という病気にかかったことがあります。
結論:やってはいけないことは、【深刻になること】と【自己否定】
書籍「最短で最高の結果を出す副業バイブル」(小椋翔著)では、やってはいけないこととして、以下の2つが提示されています。
1、深刻になること
2、自己否定
です。
僕自身もこれら2つは、副業を進めるうえでとても重要なことだと思いますので、他の知見と経験を交えながら解説したいと思います。
【深刻になること】
事態が深刻にならないようにする・・・
負ける(リカバリーがきかない)状態にまで追い込まれないようにすることは、“孫氏の兵法”にも通ずるものがありますね。
>>書籍「眠れなくなるほど面白い図解-孫氏の兵法」(島崎晋著)より引用
負けない態勢を作り上げることは自分達でできる(コントローラブルな)ことですが、敵軍を乱すことは自分達でできない(アンコントローラブルな)ことなので、まずは“守備固め”に力を注ぎましょう!
という話ですね。
“孫氏の兵法”は、ソフトバンクグループ代表取締役会長の孫正義さんやYouTube大学で活躍中のオリエンタルラジオ中田敦彦さんの愛読書です。
>>年間100冊以上の本を読む中田敦彦がバイブルに選んだ「ビジネス必勝本」とは?【新R25ワイドショー】
なので、“孫氏の兵法”をビジネス(副業)に応用すると失敗確率がぐ~んと下がるわけです。
ここから、「深刻になること」を避けながらビジネスを急展開している“堀江貴文”さんの事例、僕の周りの個人事業主さんの事例、株式投資の守りについてを紹介したいと思います。
堀江貴文さんのWAGYUMAFIA
「ニッポンの和牛を世界へ」のコンセプトのもと、国内外のレストランに最高級の和牛を提供している“WAGYUMAFIA”・・・。
その裏側には徹底的な「深刻にならない」ための守備固めが見られます。
・最高級の和牛を卸業者から供給してもらう必要がある。
・卸業者側の“売り手の交渉力”(最高級の和牛を高く買って!でないと、あなたには卸しません!)が大きく、最高級の和牛を手に入れるのは困難である。
・WAGYUMAFIA側の“買い手の交渉力”(最高級の和牛をなるべく安定的に安く仕入れさせてください!)が小さく、お客様に最高級の和牛を提供できなくなる問題が発生する。
・問題が「深刻にならない」ようにするために、以下の守備固めを実行している。
-守備固め1:多くのレストランと提携する(WAGYUMAFIAに卸してくれれば、多くのレストランで最高級の和牛を売りさばけます!)
-守備固め2:しっかりと卸売業社を選定し、仲良くなる。
※“売り手の交渉力”や“買い手の交渉力”を理解するには、5フォース分析(https://www.profuture.co.jp/mk/column/4996)を勉強することをおススメします。偉そうに本記事を書いていますが、僕も勉強中です笑。
WAGYUMAFIAは守備固めに成功し、2021年11月現在は完全に“攻め”に転じています。
動画「西野亮廣さんが久しぶりの出演!グローバルな二人の驚きの近況とは【西野亮廣×堀江貴文】」内で、オーストラリア(シドニー)、サウジアラビア、イギリス(ロンドン)、アメリカ(ラスベガス、ニューヨーク)での店舗開店予定を発表しています。
「和牛は強いから行ってんだって。最初っからチートしてんだよ」
という言葉が印象的ですね。
守備固めでチート級の力をつけてからビジネスを展開しているのが感じられます。
個人事業さんの事例
株式投資の個別セミナーを運営していると、個人事業主さんと知り合うことが多く、意気投合することがよくあります。
(個人事業主さんは基本的にマネーリテラシーが高いので、資産運用にも興味を持つのだと思います)
最近知り合った個人事業主さんは・・・
「A事業が順調に拡大しているけどB事業にも興味がある。
A事業にまわしている時間が足りなくなるけど、どうすればよいのだろう?」
と、悩んでいる感じでしたが、僕としては・・・
「B事業もやってみて、B事業がうまくいかなかったらA事業に時間配分を戻すことはできますよね?
だったらB事業に注力してみては?」
と、僕自身は感じています。
これで、A事業に戻ることもできず、個人事業主さんの生活が困窮する(家族に迷惑がかかる)のであれば話は別ですが、「深刻にならない」限りは、新しいこと(B事業)に挑戦してみてもいいのではないでしょうか?
株式投資の守り
ちなみに、株式投資のセミナーでは・・・
「生活費2年分の貯金以外のお金は、資産運用まわしましょう!」
と、アドバイスしています。
〇〇ショックなどで世界的に株安になったとしても、2年間あれば市場は〇〇ショック前の状態にまで戻る確率が非常に高いためです。
なので、生活費2年分の貯金があれば「深刻になる」ことはほぼありません。
【自己否定】
書籍「最短で最高の結果を出す副業バイブル」(小椋翔著)では・・・
と、説明されています。
確かにそうなのです・・・そうわかっていたとしても、副業は「自己否定」に陥りやすくなるので要注意です。
なぜなら、副業の成果は全て“自己責任”だからです。
自己否定に陥りやすくなる副業
会社で働く分にはミスしたしてもある程度“他責”で逃げられます。
もしくは、責任が分散され・・・
「あなたも悪かったし、私も悪かった」
で済むんですよね。
ただ、副業は自分主体でやるものなので、成果がでなかった原因は全て自分にあります。
(その代わり、成果として得られたものは全て自分のものです)
成果が出なかったときに、自分を責めること(自己否定)だけはやめましょう。
「どんな問題も解決策は自分の中にある」と前向きに考えるのはとても良いことです。
しかし、その前段で「問題の原因はなんだろう?」と考えたとき・・・
「自分は忍耐力のない人間だから」
「自分は他の人よりも劣るから」
「昔から自分は同じようなミスばかりする」
などのように自分を責めてはいけません。
これは“自分に厳しい人”や“超真面目人間”に起こりがちです。
自己否定し続けて、それに追い打ちをかけるように周りから・・・
「最初っから無理だったんだよ」
「ホントお前って仕事できないよね」
「なんでできないの?もっとがんばれよ」
というようなことを言われてしまうと最悪です。
自己否定を周りの意見が裏付ける形となり、さらなる自己否定に陥ります。
こうして“うつ状態”になったのが僕です笑。
“うつ状態”から回復するには数年かかるので、これはこれで「深刻になってしまう」わけです。
ですので、自己否定なんてものは1円にもなりません(むしろマイナスでしかない)ので、絶対に自己否定だけはやめましょう。
システム(仕組み)で解決しよう
自己否定するくらいなら、システム(仕組み)を疑って改善しましょう。
例えば、副業で始めたブログの毎日更新が続かなかったとしましょう。
そのときに・・・
「自分はなんて忍耐力のない人間なんだ!」
と、自己否定に走るのではなく・・・
「システム(仕組み)の改善でどうにかできないか?」
を考えてみましょう。
ブログの毎日更新(やりたいこと)を仕組化する・・・習慣化するヒントは記事「習慣こそ最強の武器!習慣化のコツとは?」と「習慣こそ最強の武器!習慣化のコツ【本の紹介あり】」でまとめてあるので、ぜひ、読んでみてください。
実はシステム(仕組み)を改善する方向で動くのは非常に良くて、自己否定に走ることがなくなりますし、誰かと協働する場合でも、無駄に協働者を責めることがなくなります。
自分にも他人にも優しく問題解決できるのが、「システム(仕組み)で解決しよう」という姿勢です。
ぜひ、問題に直面したときにはシステム(仕組み)に目を向けてみましょう。
本当に何もうまくいかなかったら、やめてしまえばいい
システム(仕組み)の改善でもうまくいかない場合は・・・
今やっている副業をやめる。
という選択肢もあります。
ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長大前研一は、書籍「時間とムダの科学」(大前研一著)の中で、人間が変わる方法を3つ紹介しています。
1、時間配分を変える
2、住む場所を変える
3、付き合う人を変える
です。
【大前研一「人間が変わる方法は3つしかない」人生を変える為にすべき3つのこと】
https://www.akiba-dokushokai.tokyo/post-1757/
まさに「1、時間配分を変える」が、「今やっている副業をやめる」に当てはまります。
上手くいかないことをやり続ける時間を、上手くいきそうなことに費やしましょう。
色々なことに挑戦できるのも副業の良いところと言えます。
それでは~
かまくら