こんにちは、地元長野県に移住してほそぼそと副業をしながら生活しているかまくらです。
2013年4月、僕は生体肝移植のドナーになりました。
母親が肝臓の病気にかかって、僕の肝臓の3分の1を提供しました。
この記事では、「生体肝移植のドナーに後遺症はあるか?」について、実体験を踏まえて解説します。
結論:生体肝移植後のドナーの後遺症はほぼない。
結論から言うと、僕個人に関いて言うと後遺症はほぼないです。
もちろん、生体肝移植後の合併症のリスクはあります。
術後20~30%の確率で合併症が発生するそうです。
合併症の例としては、以下の症状があげられます。
・肝臓断面からの胆汁の染みだし
・胃内容停滞
・腸閉塞
・胃/十二指腸潰瘍
・胸水
【肝移植:よくある質問】(東京医科大学八王子医療センター)
https://hachioji-surg.jp/service/liver2.html
これらの合併症のリスクや事例などは、生体肝移植を意思決定する前に専門医から十分な説明があります。
ドナー候補者は納得した上で、臓器を提供することになります。
僕の場合は、術後の合併症はありませんでした。
もちろん、術後に傷口がチクチクと痛んだり、歩くリハビリが大変だったりしましたが、今となってはいい想い出です。
(ちなみに、若い男性ほど痛がるそうです笑)
合併症のリスクの受けとめ方について
これから生体肝移植のドナーになるかを決断しなければならいない人にとって、合併症のリスクを受け入れられるかが重要になってくるかと思います。
ま~、僕の場合は・・・
「母親から生まれた体だし、母親に体の一部を戻す感じでしょ。やりましょう!」
と、リスク自体をそこまで深刻に受け止めることはありませんでした(笑)
母親が肝臓を患って生体肝移植がベストな方法だとわかれば、大抵の息子は臓器を提供するものだと思いますよ。
この状況に陥ってみないとわかりにくい境地だとは思いますが・・・。
しいていえば、お酒に弱くなりました。
実は、生体肝移植を受ける前はかなりお酒に強かったです笑。
どれだけ強かったかというと・・・
・大学時代よさこい祭りサークルに所属して、夜通し踊りながら酒を飲んでました(飲みながら踊ってた?)。
・人材系企業で仕事帰りにほぼ毎日、先輩と飲み歩いていました。(30分1本勝負と言いつつ、結局2時間は飲むと・・・)
そして、生体肝移植後はやっぱりお酒に弱くなりました笑。
お酒の強さは、全盛期の3分の1程度です。
よく、大学時代の友達に・・・
「昔は“ザル”だったのに、そんなに弱くなったんか!」
と、驚かれます笑。
ただ、2021年の今の僕は健康維持や日々の副業パフォーマンスの向上のため、お酒を一滴も飲んでいません。
書籍「そろそろ、お酒やめようかなと思ったときに読む本」(垣渕洋一著)」の影響が大きいです。
なので、いまさらお酒の弱さを嘆くことはありません。
生体肝移植後の経過
2021年現在、生体肝移植を受けてから8年が経過しましたが、手術が原因での体調不良は一切ありません。
毎年1回、生体肝移植を受けた大学病院の検診「血液検査」「問診」「エコー」を受けていますが、特になんの異常もなし。
すこぶる健康です。
毎年1回の検診は、もはや聖地巡礼みたいなイベント化しています。
いつまで検診が続くかはわかりません。
病院としてはドナーに一番何かあっては困るし、僕自身も安心のため通院は続けようかと思っています。
それでは~
かまくら